7.15. 2022

恒星と熱帯占星術

基本的な性格の星図を計算してみたら、自分に合わなくて驚いた、ということはありませんか?もしかしたら、あなたの出生図の計算方法を変える時が来たのかもしれません。ようこそ、サイデリアル・アストロロジーへ。
熱帯占星術と恒星占星術の主な対立点は、牡羊座の第1度で起こる1年の始まりにあります。熱帯占星術は、春分の日である3月21日を1年の始まりの日として固定しているため、動きのある占星術です。しかし、この1700年間、春分の日は牡羊座の1度とは重なっていない。恒星系は、占星術の1年の始まりの日が固定されておらず、常に牡羊座の第1度で起こるため、安定しており、より正確である。
12星座にはそれぞれ30度があり、これを合わせると出生図の円になります。先ほど説明した2つのシステムの違いにより、72年ごとに恒星時と熱帯時のホロスコープの間に1度のずれが生じています。このずれは、あなたの出生図にどのような影響を与えるのでしょうか?あなたの惑星の中には、熱帯ホロスコープが示す星座とは異なる星座にあるものがあります。つまり、あなたの個人的な側面の一部が、出生チャートが示唆するものと衝突する可能性があるということです。例えば、自尊心の低い内気な人で、牡羊座に水星を持っている場合を考えてみましょう。水星は知性と同時に他者とのコミュニケーションを意味しますので、牡羊座の水星はとても安心感のあるおしゃべりな人であることを示唆します。しかし、恒星系で計算したネイタルチャートを見ると、魚座の水星が表示されます。魚座の水星は、内気でソフトなコミュニケーションスタイルを持つ人を示唆しているので、こちらの方が断然しっくりきます。
蠍座と射手座の間に位置することもある13番目の星座「おひつじ座」は、11月29日から12月17日の間にあることをご存知でしょうか。この星座に生まれた人は、とてもカリスマ的でフレンドリーですが、かなり人を操る傾向があると言われています。
オフィウキス座生まれでなくても、恒星占星術に興味を持つ理由はあります。恒星占星術は、熱帯の出生チャートでは示されないようなアスペクトを示したり、翻訳したりすることが可能だからです。

恒星と熱帯占星術